前回、きものを「綺麗に見える」ように着るには衿がポイントです!とお伝えしましたが、
今回はその衿元の「綺麗な状態」とは何なのか、
また、綺麗に着るためのコツをふたつ、ご紹介します。
まずは「綺麗な衿元」の条件から。
きものを綺麗に着よう…と意識した時に意外に見落としがちなのが、長襦袢の半衿の幅です。
体型や好みによっても変わりますが、半衿の見える幅は1.5cm~2cmほどが良いとされています。
左右均等で、バランスの良い衿元を目指しましょう。
では綺麗な衿元にするにはどうしたら良いのか!?という点ですが、
千里の道も一歩から、まずは長襦袢を着ます。
長襦袢を着る時に気をつけるべきポイントは、ずばり「衿合わせ」です。
むしろ、衿意外はそこまで気に掛けなくても大丈夫なくらい、衿が何よりも重要です。
(衿以外は、きものの下に隠れます…
)


特に最初は、これでもか!というくらい、深く深く合わせてみましょう。
着ているうちに衿が広がってくる、衣紋がつまってくる、長襦袢の衿がきものに隠れてしまう…
といった着崩れのお悩みは、
「長襦袢の衿合わせを最初はきっちり、深くしておく」だけで、改善する場合もあります。
お次はきものです!
左右均等に半衿が出るよう意識するのは勿論ですが、その後、紐で押さえる位置が重要です。
この紐は衿元を押さえるための紐なので、衿から離れれば離れるほど衿が緩みやすくなります。
なるべく上の方、胸のすぐ下辺りで結ぶようにしてみましょう。
涼しくなって来て、きものを着る際に試行錯誤で汗をかいても大丈夫な季節になりましたね!(?)
次回着る時には是非、ちょっとだけ衿元に気をつけて着てみてください。
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Posted at 10:00